Chinese WUSHU 北京オリンピックと難易度

2008年は北京オリンピックイヤー。この武術も北京開催を理由に武術をオリンピック正式種目にしようという動きが2002年ぐらいよりありました。しかしまだまだ他の競技に比べると競技人口が少なく明らかに圧倒的に中国が優勝します。確実に無理だろうと思っていましたが何年もいろいろと動きがあったようです。その中のひとつとして難易度制が導入になりました。今までは規定套路(型の動きが決まっている)でしたが自選となりなおかつ難易度がかかわってくる。わかりやすく言うと体操の床競技は難易度とかで点数の技術が決められていると思いますがまさしくそのように武術もしようとしたわけです。採点の仕方も通常の競技と難易度の競技とやり方が違うので戸惑う方もいるかもしれません。というか実は私も戸惑ってます。(^_^;)
どうしてこんな点数になってしまうの?ということが起こりうるのです。もう一回失敗してしまったら今まで以上に点数に響いてきてしまうわけです。簡単に下の動画を見比べていただけるとわかると思いますが全然型が違うのがわかるかと思います。難易度を入れることによって派手な技が増えました。今現在日本では選抜の決められた選手ぐらいしか難易度の種目をやっている人はいません。 相当訓練をしているベテラン選手のみでしかできなくなってしまいました。
この難易度に対して確かにすご技は増えたけど武術の動きが少なくなってきているため疑問の声もあがっていることも少なくありません・・・。(^_^;)
そして肝心な北京オリンピックへは結局正式種目にはならなくなり特別種目として上海で北京オリンピック武術大会というのが開催されます。(;´Д`)

旧規定套路

型の流れを套路といいます。

以前は型が決まっていました。

難易度に比べて跳躍の種類は少ないです。

私はこの規定套路をやっていました。

ちなみにこの跳躍動作の着地に失敗して

膝を汚してしまいました。(^_^;)

難易度 長拳

難易度になってから自選になりました。

ようは型の流れ套路を自分で決めるのです。

しかし動作の難易が決まっていて跳躍が少なかったりバランスが少なかったりすると套路自体の難易度は下がってしまいます。

難易動作をうまく組み合わせて作ります。

 

 

 

 

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